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佐藤 達彦; 仁井田 浩二*; 岩瀬 広*; 中島 宏; 山口 恭弘; Sihver, L.*
Radiation Measurements, 41(9-10), p.1142 - 1146, 2006/10
被引用回数:30 パーセンタイル:87.57(Nuclear Science & Technology)宇宙には数多くの重イオンが存在する。したがって、宇宙船を設計する際、重イオンの宇宙船内での輸送を正確に模擬し、宇宙飛行士の線量を評価する必要がある。そこで、原子力機構が他機関と共同して開発している重イオン輸送計算コードPHITSを用いて、宇宙船内の中性子スペクトル及び宇宙飛行士の線量を評価し、実験値と比較検討した。その結果、計算と実験は極めてよく一致することがわかり、PHITSが宇宙飛行士の線量評価において有用なツールであることが示された。
横川 三津夫
日本応用数理学会論文誌, 11(1), p.79 - 81, 2001/03
地球シミュレータシステムは、広い意味で地球シミュレータのハードウェア,オペレーティングシステムなどの基本ソフトウェア,及び地球シミュレータ上の応用ソフトウェアから構成される数値シミュレーションのための統合システムと云える。これは。科学技術庁が推進する地球環境変動予測研究の一環として開発されているものであり、特に地球シミュレータのハードウェアはこのシステムの中核となる超高速並列計算機である。本稿では、このシステムの構成要素についての概要を述べる。
田中 隆一; 松田 純夫*; 渡辺 宏; 楢本 洋
高圧ガス, 31(10), p.754 - 776, 1994/00
上記標題のもとで行った座談会の紙上掲載である。イオン照射研究施設TIARAの完成により本格化した放射線高度利用研究の現状と展望を以下の項目に沿って討論した。(1)放射線利用研究の中における放射線高度利用研究の位置づけ(特にイオンビーム利用の意義)、(2)材料・バイオ科学研究におけるイオンビームの必要性、(3)イオンビームを利用する材料・バイオ科学研究の背景と概要(特に宇宙開発を中心に)、(4)イオン照射研究施設TIARAについて(イオンビーム技術を中心に)、(5)研究、施設利用の現状、(6)将来展望
岡本 芳三; 秋野 詔夫; 藤城 俊夫
原子力工業, 18(6,8), p.57 - 62,50, 1972/06
本文は、宇宙用原子力ロケットの一連の解説記事の一部であり、推進用原子炉の開発の状況を記したものである。原子力ロケットの実施例として固体炉心型であるKIWI-NERVA系の原子炉の構成等について記されている。また、宇宙用原子力ロケットと地上の動力炉との比較がなされており、高温ガス炉との技術的関連性についても解説がなされている。